OK、わかった、これからの話をしよう。
まず前提として、このゲームは未完成の状態なんだという事を理解していないと話にならないと思う。普通なら流通しないはずの、作りかけのゲームなんだと思っていた方がいい。だからゲーム内の情報が正確じゃなくても、いらん情報が紛れ込んでいても仕方がない。幸いそういうガバさが難易度を下げている面もあるので、エンディングまで行くのは難しくないと思う。
『拠点を作れる事』を売りにしているゲームだが、拠点を作りすぎるとエラーが発生するようになる……らしい。ほとんど作らずに来たので実際はわからないけど、そう聞いてしまうと作る気にならない。しかも施設を作る条件が厳しすぎて、実際にはろくなもんが作れないと来ている。既に色々な所が破綻している。しょうがない、未完成だから。
「もうちょっとわかるまで拠点作りは後回しにしよ〜」というお気楽思考でずんずん進んできた事が吉と出たのは我ながらラッキーだったと思う。ちょっと作ってみた所で「思ってたんと違うな……?」となって、詳しく調べた所これは切った方がいいという結論に達した。めんどくさすぎる。仕様が不明すぎる。……まあ、未完成だからしょうがないすね。作った人もよくわかってないと思う。
まずあの施設作りたいな〜と思うと、『前提はこの施設』『その前提はこの技術』『さらにその前提はこの施設』『しかしその施設は地形条件を満たしていないので作れない!』というふざけた事態が頻発する。これがドラクエビルダーズなら「じゃあその地形にしちゃいますね」が出来る所なのに。
全然、作れないのである。『色々なものを作れる事』を売りにしているゲームなのに、スタート時点からつまずいている。それなのに、ゲームは『色々なものを作る事』を前提にできている。どこで作ればいい? どう作ればいい? 何も作れないよ! そういう状況を受け入れながらやるしかないゲームだ。
まあこの時点で人には勧めませんね。それでもいい、という人だけが覚悟を決めてやるゲームですね。いや、さらっと流す事もできるよ? レベルは上がりやすいし、ゴリ押しできるし、別に覚悟なんてしなくても気軽に手を出していい。……楽しめるかどうかは別の話だけど。このゲームに時間を使うくらいなら、それこそドラクエビルダーズ2を買った方がいいと思います。あっちが上位互換。
それでも私は、もうちょっと遊ぶと決めたんですよ。コンセプトだけは本当に良いゲームだから。額面通りに完成していれば、きっともっと良いゲームになったと思うから。完成はしなかったけど、遊べる形で世に出たのは喜ばしい事だから。
ゲームとは『プレイヤーが遊ぶ事』で完成するものである。と、前サイトの頃から何度か書いている事ですが改めて。例えば絵画や小説であれば、作者が『完成』としてしまえば、その後ずっと倉庫にしまいこまれて誰の目にも触れなかったとしても、『完成』した事実は変わらないと思うんですよ。
でもゲームは違う。データは全部出来上がって、発売された。でも誰も遊ばなくて倉庫の中に積まれたまま。そんなゲームに何の意味がありますか。ゲームは『誰かが遊ぶ事』を前提に作られている。誰も遊ばなかったら、『ゲームとして』作った意味がない。
だから私はプレイヤーは『バトンリレーのアンカー』だと思っている。出来上がったゲームというバトンを受け取って、クリアというゴールまで走るのが役目だと。ゲームはそこで『完成』するものだと。
しかしゲーム制作者というのも色々で、たまにいるんですよね〜、なかなかバトン渡そうとしないやつとか、明後日の方向に大投擲するやつとか。それに比べれば、神箱はましな方。もう全然ましな方。バトンはつぎはぎだらけでちょっと乱暴に扱えば崩壊しそうなほどぼろぼろでも、それでも何とかこっちに渡そうとしてくれてる。
このゲームに限って言えば、バトンリレーのアンカーと言うよりは、戦場で瀕死の伝令からぼろぼろの書簡を受け取った時のような気分ですが。お前これ、くしゃってるし焼け焦げてるし何枚か抜けてねーか? でも瀕死で「わ、渡して……最後まで……」とか言われるとそんなの指摘できねーししてもしょうがねーし、わかったとにかく俺はこれ持って走るからお前はもう休め。な? もういいんだ、お前は限界まで頑張った。後は俺の仕事だ。
とりあえずエンディングまで行こう、と決めたのもそんな感じですね。いやこんな抜けだらけの書簡持ってっても怒られるだけだと思うんだけど、それでも頼まれちまったしなぁ……完璧なもんじゃないってのは重々念押しした上で、仕事だけはすっか。という気持ち。最初から報われるはずがないとわかってるけどやる任務。だからかける労力は最低限。
前説終わり。ここからは実践です。まず、本格的な施設クラフトは切りましょう。『エンディングだけ』を目指すなら、別に何も作らなくていいです。ただし食料など最低限の消耗品だけは補給する必要があるので、麦とバナナくらいは作っといた方がいい。季節によって採れる作物が変わるので、色々作っておいた方が飢えずに済みます。
玉ねぎさえ作っておけば最低限の食事はできるので、パン屋に辿り着けない時の保険としてはそれで十分。余裕があればバフ効果も考えて食材を用意したいですね。食材は敵ドロップもあるので、手に入ったもので作れそうなレシピを探して、足りないものを補う感じで作れればいいかな〜。
地形によって作れる作物も違う(トウモロコシ等、山岳地形でないと作れないものがある)ので、色々な地形に色々な施設を作ろうとしてみる必要はあります。『今は作れない施設』は暗く表示されるのですが、『そもそもその地形には作れない施設』は表示すらされないので、この『消えてるものを探す』っていう作業が地味にめんどい。全部スクロールした上で「ねーじゃねーか!」という作業。虚無。
まあ、畑くらいなら大体の地形に作れるので、そこまで虚無じゃない。畑と宿屋、パン屋、酒場、鍛冶屋くらいなら、作る労力より利便性の方が上回ります。
特に大鍛冶屋だけは作っておかないと厳しい。戦闘を楽にこなそうと思ったら、装備品の厳選は必須。必殺技を使うにはマナが必要なんですが、武器にターンごとにマナを獲得する能力を付与できます。この獲得量が必殺技に必要な分を上回れば、毎ターンノーコストで必殺技が使えるようになります。
必殺技は通常攻撃とは別枠の攻撃なので、毎ターン攻撃回数が1回増えるのと同じ。マナ消費が大きくて威力の高い必殺技もありますが、ザコ戦で連発できない=ダンジョン探索ではあんまり役に立たないので、低コストでも毎ターン出せる方が使い勝手はいいと思います。
防具も、きちんといいものを作って取り換えないと、Lv.100になっても格下に苦戦します。どちらも普通の鍛冶屋では全部は作れなくて、大鍛冶屋を建てる必要があります。鍛冶屋は既存の街に大抵あるんだけど、大鍛冶屋となるとなかなかないです。
武器も色々な素材から作れるんだけど、マナ獲得能力が最優先で大半の素材はそれが『0』なので、マナ獲得能力がある素材が手に入った時に更新するって感じですね。後半になれば、ドカンとマナを獲得できる素材が出てきます。そこまで辿り着くのがまあまあ大変ですが……。
手に入りやすいのが、ノーアトゥーンの西部にある花畑に出るでかいカマキリが落とす『花』。無条件で毎ターン確定10マナ獲得してくれる。サブ素材なので2つ使えるから、これを使うだけで確定20。低ランクの必殺技なら連発できます。後は目当ての必殺技を引き当てるまでロードを繰り返すだけ。そこは根性です。
実用レベルはその辺からですが、もっと序盤にとなると山の奥の方に採掘所を建てると採れる『エメラルド』。毎ターン5獲得。施設って実は柵で囲って街にしなくても機能するんです。あたかも『街にしなければならない』みたいな説明されますが、全然そんな事ない。そもそも山には柵を作れないから、エメラルド等の上位鉱物がほしければ柵の外に建てるしかない。
後はリザードバーサーカーのレアドロップ(サブ素材、マナ10)ですね。こいつはノーアトゥーン北大陸、スウェア高原に出ます。ちょっと強いので地属性の武器を作ってからの方がいいです。
防具の方は、必須素材が特定のモンスターに偏っていたりするので、装備が揃い次第ピンポイントで狩りに行く必要があります。ノーアトゥーン南大陸まではレベルのゴリ押しで何とかなるけど、北大陸に入ると段々厳しくなってきます。真っ先に目指すべきはスウェア高原にある『臆病者の巣窟』。ここにいるアルラウネを狩り、余裕があれば山岳地帯まで足を延ばしてグリフォンを狩れば当座は大丈夫。
仲間になるキャラは10人。3人パーティを組む必要がある。おすすめはまずスティール。ストーリー上最後に仲間になるけど、おすすめの理由はこの人のキャラクエストが実質メインストーリーだから。いや逆か。この人のキャラクエが何故かメインストーリー扱いなのだ。キャラクエのタブにない。けどキャラクエのように発生するんですよね??? この辺に説明を求めても無駄。そういうものだと受け入れるしかない。
性能的にはタンク。ヘイトを集めるスキルがある。行動さえすれば、その後の攻撃は全部スティールに行くくらい強力だけど、魔法攻撃には弱いので注意が必要。でもまあ、大体においては優秀なタンク。火力もある。欠点は素早さが低い事くらい。固定されてても困らないくらいの性能はある。
もう1人のおすすめはミナス。初期からいるヒーラー。はっきりしたヒーラーはミナスだけだし、キャラクエを最後まで進めると全体回復の強い杖が手に入る。ミナスに限らず、キャラクエは武器がもらえる。区切りが悪く感じるクエストもあるけど、武器が出れば打ち止め。
スティールとミナスがいれば困らない。スティールがヘイト集めてミナスが回復するから、3人目は打たれ弱くても大丈夫。
個人的なおすすめは、クラマ。ちょっと見つけにくい所にいるが、とにかく足が速い。大抵の敵より先に動くので、結果的に被弾を減らしてくれる。素早さが関係してるのかよくわからんけど、Lv.100になると1ターンに3回くらい行動する。数値上の攻撃力が低くても3回行動できたらおつりがくるんよ。
遭遇が多い人型・亜人の敵に確定クリティカル出せて、短剣を装備してれば低確率で即死(こっちは種族関係ない)もさせられる。で、3回行動するから結果的にすごい勢いで敵を片づけていく。
エステラもおすすめ。『自分以外の状態異常(即死を除く)を1回無効化』が便利。状態異常がきつく、防ぐ手段も貧弱なので、1回だけでも防いでくれるのはありがたい。杖も装備できるので、回復役もできる。
仲間によっては特定種族に確定クリティカルを持っている事があるので、ボスの種族に合わせて選ぶのもあり。またキャンプでクラフトできるアイテムの種類も特定仲間のレベルアップで増えるので、どっちにしろほぼ全員のレベルを上げる必要がある。
レベル上げに関しては、ノーアトゥーンに入った後は適当に戦ってればどんどん上がるのであんまり気にしなくていい。ザンクトアリウムにいる間はちょっと大変だけど。効率的に上げたいならダンジョンがおすすめ。空腹度を気にしなくていいし、出る敵の種類が限られるから対策しやすい。消費アイテムもついでに稼げる。ただし、アイテムを持って出るには女神像を見つけないといけない。
フィールドでのレベル上げのメリットは、いつでもセーブできる事と、好きなタイミングで切り上げられる事。デメリットは、空腹度を気にしなければいけない事、時間帯によって敵が変わる(目の前で消える事もある)事、敵がなかなかリポップしなくて遠くまで行かなきゃいけない時がある事。
私はダンジョンの方が好きですね。回復アイテムは大体ダンジョンで稼いだ。施設をクラフトしないと、消耗品はダンジョンが主な入手方法になっちゃうんですよ。フィールドは特定の敵(それこそ花畑カマキリとか)を狙うために張り込むくらいでしたね。
ダンジョンの話はまた後日。
どうも、モンスターの出現には季節も関わっているくさい。武器作成に使いまくる花を補給すべくカマキリ狩りに出かけたのですが、一向に出ない。そもそも、花畑がセーフエリアかってくらい敵シンボルがポップしない。ゲーム内で3週間粘って1シンボル、これは異常。しかもカマキリじゃない別のやつ。
それがゲーム内で4月になった途端ぽこぽこ湧く。でもやっぱりカマキリじゃないやつ。もしかして…(ゲーム内時間を早送りするアイテムを使用)…6月になった途端カマキリ湧いた! やっぱりか! これだけで確定とは言えないけど、ほぼ確でしょこんなの。そりゃね、花畑に出るモンスターだから、花が咲いてない季節はいないでしょうね。でもマップ上だと通年咲いてるように見えるんだよなぁ。
ゲーム内(というか公式攻略サイトにも)のモンスター情報にはそういうのが一切ないので、この辺も実地で調べるしかないんですよねぇ……あまりにも出ないモンスターは季節を疑ってみるべきかも。公式攻略サイトだとそういう事どころかクエストで1回しか戦えないような敵も区別されてないみたいなので、敵ドロップをあてにしすぎるのは危険ですね……。
この点、ダンジョンなら安定して同じ敵を狙えるので、やっぱりダンジョンで稼ぐのが一番手っ取り早い気がします。周回とリポップ待ちだったら周回の方がまし。
武器に関して追記。命中率も大事です。素材の命中率は基本30%で、3つ合わせて作るから合計90%がベース。10回に1回は外す計算ですが、体感だともっと外してる感触なので、相手側の回避率等もあるのか実際には数字より外れます。いや数字通りでも10回に1回ミスるってゲーマー的には厳しいんですけど。
なので、『攻撃力やマナ獲得は高いけど命中率が低い素材』は使いづらいです。使える素材が『攻撃力や魔力が高くて、マナ獲得が多くて、命中率も標準以上』となるとかなり限定されます。マナ獲得が40とか50とかあれば、中くらいの必殺技を毎ターン出せるのでカバーは可能なんですが。
『毎ターン必殺技』を狙うなら、実は序盤の素材で低コストの必殺技を狙った方がいいかもです。威力は低くても毎ターン全体攻撃が出ればダンジョンはかなり探索しやすくなる。サブに高威力単体攻撃の武器を装備しておいて、ボス戦になったら取り換えればいい。
参考までに、私が作ったやつ。武器の名前はランダムでつくので、便宜上素材の名前で書きます。
清水石の剣
清水石は水精霊の祠(ノーアトゥーン南大陸西24北76)のレア宝箱。入るのに何か条件があるっぽい? 状態異常だらけのいやらしいダンジョンだし、レア宝箱はある程度深い階層に行かないと出ないが、出るフロアに到達さえしてしまえば戦闘を避けて集められる。
攻撃力360。マナ獲得が40〜50あるので、サブ素材で+20して最大70。期待値65。
アダマントの斧
アダマントは無人島の洞窟(トリルハイム近海東66北64)のザコ敵が落とす。結構強いしマヒが来るので、清水石の剣を作ってからの方がいいかも。
攻撃力360、マナ獲得50。命中率が15〜20%しかない代わりに、会心率が20〜30%つく。毎ターン必殺技使えるように作らないと厳しい武器の典型。
魔物の目の巻物
魔物の目は修道士の修練洞(ザンクトアリウム西6南2)のボスとかなり早く手に入るが、マナを獲得できるサブ素材が出てくるのがノーアトゥーン西からなので作れるのはもっと後。
序盤の素材なのでパラメータは低い。ただしおそらく魔物の目の専用技(特定の武器種にのみ低確率でつく)マリスゲイズが消費20の全体攻撃。ゲームを通して水属性の敵は多く、地属性の全体魔法攻撃があると便利な場面は多い。確率は11%くらいになるが頑張れば引ける。
錆びた弓の銃
錆びた弓はザンクトアリウム最北の谷あいの道に夜間のみ出る慎重な山賊が落とす。範囲がごく狭い上、グラフィックと出現条件が全く同じ敵があと2種類いる事が入手難度を上げている。臆病と冷静はハズレです。
使い勝手としては魔物の目の巻物の火属性版。無効やダメージ減少になりやすい飛行型は風属性が多く、対抗策としては悪くない。確率はこっちも11%くらい。百回も粘らなくて済むなら全然引ける。頑張れ。
スティールのキャラクエをクリアしたらスタッフロールになりました。メインストーリー扱いなんだけど、体裁は完全にキャラクエなんだよねぇ……無理やり持ってきた感がすごい。
まあつまりここで終わりって事にしてもいいと思うんですが、一応おおまかなダンジョン情報と全員のキャラクエをできる所まではやろうかなと。どこかしら難易度がトチ狂っていてクリアできない可能性が十二分にあるので、全部とは言いません。出来る範囲。
ざっくりまとめると、ノーアトゥーンに入ったら敵を避けながらヴォルティーチェに走ってロイスを仲間にして、旧トリルハイム跡地あたりでレベル上げて、出来る範囲でアビスモンスターを討伐しておく。6月になったらミーミル周辺の花畑でカマキリ狩り。どこかに大鍛冶屋を建ててカマキリのドロップアイテムでマナ獲得の多い武器を作る。
地属性の武器が揃ったら船を手に入れるサブイベントを進める。これはメイン扱いなんで見失う事はないはず。いにしえの大瀑布は地属性の武器があればかなり楽にレベルを上げられる。ここでしっかりレベルを上げたらノーアトゥーン北大陸へ。
北大陸についたらスウェア高原へ向かい、リザードバーサーカー狩り。レアドロップの崇拝の偶像がカマキリの花と並ぶマナ獲得サブ素材。魔力武器はこっちの方がいい。もう一度武器の作り直し。スウェア高原にはカマキリも出るし、夜の森に出るゴーストドッグが落とす霊耳もマナ獲得が7〜10ある。同じく森に出るズーメイは強敵だが、優秀なメイン素材を落とすので戦っておいてもいい。
スウェア高原のさらに先、ヨムスボルグあたりになるとボス級の敵が普通〜にフィールドにポップするようになるんだけど、経験値はもっと楽な相手で稼いだ方が効率いいし、素材は花と偶像があれば十分なんで、戦う意味がほとんどない。
例外は前述のズーメイと、鋼鉄騎士の廃村周辺に出る狂気の科学者くらい。科学者のドロップアイテムもマナ獲得が7〜10あるので使えなくもない。魔力上昇量は偶像の方が上だし、マナ獲得も花と偶像は確定10なのでほぼ上位互換だけど、種族補正をいじらなくちゃいけない時の選択肢にはなる。
後はもう、好きな所までやればいいと思う。楽に出来るのはこのあたりまでなので、それ以上やり込みたいなら自力で頑張ってください。
見つかった範囲のアビスモンスターは全て倒しました。これで18体。19体倒すとクエストクリアになるんですが、見つからない。もしかして19体めは実装されてないんじゃ、という疑いが持ち上がりました。見える範囲にいないっていうのもですけど、公式攻略サイトのモンスターを調べてみると、アビスモンスターは18体しか出てこないんですよね……いえどっちが信用できるのかっつうとどっちもどっちなんですけど。
ただ、19体倒してクエストクリアした後にもラスボス的なクエストが続く、みたいな記述が公式攻略サイトにあるんですが、だったら何でスティールのキャラクエをクリアした所でスタッフロールが流れたのかと。ラスボスがちゃんといるならそっちを倒した後で流すもんじゃないですか、普通。色々な意味で普通じゃないけどこのゲーム。
まだ全員のキャラクエをクリアした訳ではないので、誰かのキャラクエの途中でアビスモンスターに遭遇するっていう可能性がなきにしもあらずなんですけど、19体めは存在しなくてアビスモンスターのメインクエストはクリア不能だとしても、全然おかしくないのがこのゲームなんですよね。
そんな状態なので、積極的に探し回る事はせず、自然に任せて見つからなかったら『19体めは存在しなかった』というていで終わる事にします。本当に、どこまでちゃんと存在してるのかなんもわかんない状態でやってるんです。さながらファミコン時代、都市伝説の如き裏技を探し回っていた頃のよう。私ファミコン世代じゃないけど。令和にもなってそんな事をする羽目になるとは思いませんでしたね……。
最後のアビスモンスター見つけた! キャラクエじゃなくてサブクエ、しかもノーアトゥーンじゃなくてザンクトアリウム! 『アビスモンスター19体の討伐』がノーアトゥーンのタブに入っているので見落としました。堂々と嘘をつくな。いや、言ってもしゃあない。ゲーム内の情報がまるであてにならない事はとっくの昔にわかってた事です。
他のアビスモンスターを全部倒したら出てくるとかそんな事全然なくて、ふつ〜にノーアトゥーンに向けて出発した直後、対応したNPCに話しかければ出てくるやつ。だからレベルも18しかなくて、一瞬で終わった。まあなんかトリガーになるイベントこなさないと出てこないやつだろうとは思ってたけど……虚無……。
で、それが終わったら怒涛のイベントでラスボス戦。途中で防具を作るパートが挟まったのは温情だと思う。ここまで防具を疎かにしていても、最低限戦えるくらいの防具がもらえる。ボスは火属性なので、水属性の強武器があると良い。水属性はマナ獲得の多いメイン素材がたくさんあるので、作るのは難しくないです。
ただ、全体に状態異常がバンバン飛んでくるので、全体異常解除アイテムがないと厳しいかも。私はダンジョン調査の一環でそれなりに稼いでたから何とかなりました。水精霊の祠です。ここに来れば水属性の素材も手に入るから一石二鳥。終盤は毎ターンアイテム投げてて、必殺技用のマナは自然回復に任せるしかありませんでした。ちゃんと武器作ってなかったら詰んでた。
うっかりミナスを外したままでボス戦に突入するというポカをやらかしたにしては苦戦しなかった方だと思います。連戦になったけどそっちは勝てそうになかったんで撤退したら、そのままイベントが続きました。負けイベだったみたいです。そしていざ次なる大陸、アナドゥールへ! ……という所でゲームは終わりました。ぶっつりと。あ、そういう終わり方すんの、うん……。
終盤、怒涛の畳みに入ってましたね〜……うおおぉぉここで! 終わらせる! そして『おれたちの冒険はまだまだこれからだ!』みたいなん初めて見ました。本当にあるんだこんなの。いや……いや、何つうか、私、ゲームに対する評価がだいぶ辛口な方っていう自覚あるんですけど、このゲームに関してはそれすら出てこないって言うか、もう『駄目な子ほどかわいい』領域に入っちゃって、厳しい事を言う気になれないんですよ……。
正確に言うと、『自分が駄目だという事をわかっていて、駄目なりにどうにかしようと頑張っている子』ですね。うん、頑張ってる。精一杯頑張った。よくこんなゲーム世に出せたね。えらい。発売されただけで百点満点です。どうにか出来てる分だけ詰め込んで! 何とか整合性取って! ストーリー畳んで! ガバい部分はご愛敬!
事前に広げた風呂敷の1/4しか出来てないゲーム、発売しようと思います? いや基本システムは出来てるし、用意できなかったのはフィールドだけ。キャラも10人と決して少なくはない。あちこち数値の調整をやりきれなかった感触はあるけど、半分くらいは出来てたのかな……?
それでも、プロジェクト中止にしてお蔵入りになってもおかしくない出来ではあるんですよ。だって普通に遊んでるプレイヤーでも「このゲーム、なんかおかしいな……」ってわかるもん。せめて4大陸全部入ってれば首を傾げつつもそういうもんかで済んだかも知れないけど、1大陸で終わってる時点でお察しです。
明らかに出来上がってない。完成してない。それでも最低限の体裁を整えて発売するという決断を下したのは、英断だったと思います。だってねぇ、かけたコスト少しでも回収しなきゃ。『称賛されるような良作でなければ発売してはいけない』なんていうルールはないんです。私はこういうゲームがあってもいいと思う。
コンセプトは良かった。完成させられなかっただけ。大陸1つで終わりだと知った時はショックだったけど、事前に「ごめん、全部は作れなかった。途中までしかないんだけど、遊ぶ?」って訊かれたら、多分、「途中まででもいいから遊びたい」って答えたと思います。途中まででも、そこにゲームがあるなら。
だから、このゲームを発売すると決めてくれた人。本当に、ありがとう。途中までしかないけど、楽しいゲームでした。