間違いなく、『生涯の傑作十選』に入る作品です。
最初に言っておかなければならない事があります。私はドラゴンクエストの本編を遊んだ事がありません。さわった事のあるドラクエは前作ビルダーズとトレジャーズのみ。10オフラインの体験版ならやった事があります。だからシリーズ経験者なら当たり前にわかる事を何ひとつ知りません。
別にそれを悪いと思った事はないんですよね。縁がないんだから仕方がない。他にもっと面白そうなゲームがたくさんあったのでドラクエまで手が回らなかった、それだけです。ただ、ビルダーズをやってみた所、「ドラクエって面白いんじゃないか?」と思ったので、いつかは本編もやってみたいと思ってます。この辺、同様に触ってこなかったFFがちょっとやってみて「これはねーわ……」になったのとは対照的。
私をドラゴンクエストというシリーズの入り口に立たせたビルダーズ2ですが、これまでプレイ記を書いていませんでした。理由はいくつかあります。まず第一に、前作ビルダーズの出来があまりよろしくなかった。素材集めのために戦わなければならない場面が多いにもかかわらず、アクションのレスポンスが良くなくてストレスが大きかったんですよ。だから2にも最初はあまり期待していませんでした。
端的に言うと油断ですね。前作と同じく、プレイ記を書くほどのもんではないだろうと油断してしまった。そしたら意外と面白くて、夢中になって、プレイ記を書く余裕もないほど遊びまくってしまって、いつの間にかクリアしてしまっていた……。
言うなれば、私はナメていたのです。ドラゴンクエストというシリーズを、スクウェア・エニックスという会社を。ちょっとアカンかった前作からここまで仕上げてくる力があるのだという事を、知らなかったのです。いやナメさせたのFFだけどな!? 大作大御所と持ち上げられちゃいるが所詮こんなもんかって思わせたのFFだからな!
もうひとつの理由としては、自由度の高いゲームほどプレイ記を書きづらいからです。『どこからどこまで』がはっきりしない。更に、ビルダーズのようなゲームでは黙々と物作りに集中してしまい、ストーリーが一切進まない日も多いです。『一日ずっとブロックを積んでいました』ではプレイ記になりません。
むしろ、何周もしてゲーム全体のテンポと長所短所を掴んだ今だからこそ書けるのではないかと。初回プレイ時の新鮮な驚きこそありませんが、書きたい事はたくさんあります。
それでは、何度目かのからっぽ島へ旅立ちましょう。
主人公はいつも女の子を選んでいます。何となくそっちの方がしっくりくる。オープニングムービーでも女主人公の方が先に出るし。でもこれは、主人公の周辺にいい男が多いからかも知れない。
いきなりですが紹介させてください、本作きっての男前、上司にしたいモンスターNo.1(個人の独断と偏見による)、船長さんです! 何だよ! ホネだろとか言うな! ビルダーズ2やってて船長嫌いな人いないだろ! 私はこの背骨にずっとついてくって決めたんだ!
破壊神を崇拝するモンスターの軍団に捕まって輸送される船の中、主人公はビルダーという事で船の修理を依頼されます。しかし、ものを作るビルダーは破壊神の天敵。「処刑する前に働かせてやる!」という言い分で作業させられるのですが、だいぶ苦しい言い訳です。中間管理職の苦労がにじみます。船長の他の魔物も気のいいやつが多くて、捕虜になってるとは思えないほど楽しく働けます。
しかし修理の甲斐なく、船は嵐に遭って沈没してしまいます。最後の瞬間、主人公が見たのは自分をかばう船長の背骨でした。破壊神を崇拝する魔物として人間と敵対しながらも、明らかに主人公に情が移り「処刑はやめだ! ドレイとしてずっと飼ってやる!」と言い出す人情派の船長。咄嗟に身を挺して他者をかばえる善性。惚れないやつがいるのか。
主人公のパートナーとしては、公式にはシドーなんだと思う。シドー強いもん、いろんな意味で。でもごめん、シドーと船長が並んでたら、私は多分船長の方に行っちゃう。
そしてからっぽ島に漂着。二頭身だから絵面はマイルドだけど、水死体がたくさん漂着しているってなかなかエグい光景ですよね……!? ああ、捕まっていた人間も、乗組員のスライムも、等しく命を落としてしまっている。……スライムって水死するんか……水っぽそうなのに……という事はこいつら何らかの方法で呼吸するための器官があるって事……?
いかん話が逸れた。ここでシドーとの出会いです。直前まで一緒だったのが厳しくも優しい船長だったので、どうしてもシドーの第一印象は良くありませんでした。そこから一緒に成長して唯一無二の相棒になるのが本作の醍醐味でもあります。
もう1人、欠かせないからっぽ島の仲間がルル。主人公と同じ船に捕まっていた女の子です。部屋がほしい、ベッドがほしいというわがままがビルダーである主人公へのチュートリアルになるキャラです。私、わがままな女の子、結構好きなんですよね。それにルルのわがままはみんなが落ち込まないようにっていう気づかいも感じられるし。そういう『みんなのためのわがまま』って必要だと思うんですよ。
『おおきづち』というモンスターの姿をした幽霊?のしろじい、語尾が『ヤス』の人間の船長(この人も『船長』だからややこしい、私が好きなのは骸骨の方の船長)も仲間に加わり、からっぽ島を開拓するため、主人公とシドーは近くのモンゾーラ島へと出発。
ここからが本番ですし、本格的に戦闘も始まります。シドーがいるとは言え最初は不安でしたが、それはすぐに解消されました。レスポンスが、手応えが、前作とは全くの別物。ものすごく快適になってます。
実は前作と本作では開発チームが違います。本作を開発したのはオメガフォース、コーエーの『無双』シリーズを長年開発してきたチームです。もちろんスクウェア・エニックスではありません。つまり、外注に舵を切ったのです。『ドラゴンクエスト』という超有名シリーズの名を冠する作品を、他社に任せる。そんな事をするのかと。
結果、アクションの快適性が爆上がりしているのですから、その判断は完全に正解でした。前作はアクションとしてはお世辞にも快適とは言えなかった。そこで他社を入れるっていう判断を下すのも、引っ張ってくるのがオメガフォースって所も、なんか、すごいなと……スクエニってそれが出来る会社なんだなって思いました。じゃあ何でFFはアレなんだよとは思いますが。
だから私は初代ビルダーズからではなくて、いきなりビルダーズ2を勧めます。アクションとしての出来が、ゲームとしての快適さが全然違うから。別に前作やってなくて困るっていう事ないし。あちらはあちらでシナリオの良さがありましたが、総合するとどうしてもねぇ……。
主人公が戦わなければならない場面は、前作に比べてぐっと減っています。最大の理由はシドーがいる事なんですが、他の仲間が戦ってくれる場面も多いです。特に拠点防衛は総力戦。主人公の仕事は自分で戦う事よりも、みんなの装備を作る事です。あと戦闘不能者の救助。
この辺も『ビルダーズ』というタイトルに相応しい路線変更です。アクションが快適になったとしても、それはゲーム進行のストレスを減らすためで、ゲームの主軸は『ものを作る事』にしっかり戻ってきた手応えです。『快適にしたんだからもっと戦え』にはなってない。そうそう、こういうゲームを買うユーザーは自分で戦うよりアイテムを作りたいんだから、それでいいのよ。
シドーがいなくなる場面もありますが、その時は他の人がパーティに入ってくれます。いずれモンスターも仲間に出来ますし。モンスター大好きなのでここも嬉しいポイントです。特にキラーマシン! 昔『ドラクエモンスター占い』っていうのがあって、私はキラーマシンだったんですよ。だからキラーマシンにはずっと親しみを抱いています。
別の島に持ち込めるのは身に着けていた装備品だけ。他は全て現地調達です。まず真っ先に確保すべきなのは食料。食料がなければ何も出来ません。再配置はないので、島にある分を使い切る前にクリアしなければいけません。まあ、わざと放置するとかしない限り、足りなくなるという事はまずないと思いますが。
最低限の食料と調理器具を確保したら、まずは拠点の整地から始めるのが私のスタイルです。どこまでが『拠点』の範囲なのかはBGMの変化でわかるので、ギリギリまで土を盛って面積いっぱい使えるようにしておきます。そして敵がやってくるのは一定の方角からなので、そこに壁を築きます。モンスターが破壊するのは拠点の中だけで、そこに至るまでの地形を意図的に攻撃して壊す事はありません。戦闘の余波で壊れる事はある。
この土壁はモンスターを防ぐというよりは、迎撃しやすい地点へ誘導するためのものです。歩いて越えられないよう、2段以上の高さにします。少しゲームを進めるとイバラ(触るとダメージ)が手に入るので、それも並べればなおよし。足止めと継続ダメージがあれば撃退も楽になります。ちょっとタワーディフェンス入ったな。
そして突然ですが紹介させてください、モンゾーラで一番の賢人、主人公を導く光明、マギールさんです! 何だよ! またモンスターかとか言うな! マギールさん嫌いな人いないだろ! いないだろ……いる訳ないよ……。
マギールさんの力添えのもと、モンゾーラを緑豊かな農業の島へと復活させる事が目標です。あっさりと終わる印象だったけど、改めてプレイすると結構やる事が多いですね。後半の方がインパクトが強くて印象が薄れちゃっただけかな。モンゾーラの人々も十分『濃い』んですが、他の島の人々はそれを上回る濃さなので……。
マギールさんの家にも畑があったり、別の場所に手記があったりで、その人物像を窺い知る事ができます。人じゃないけど……でも本作では、モンスターと言えどあんまり人間と変わらないような描き方をされてるんですよね。一緒にいて言葉を交わせば分かり合える、までいかなくても情は移るし、お互いに影響を受けて少しずつ変わっていく。
その変化が良いものであるか、どういう結果をもたらすか、という事はあまり関係なくて、何にしろ起きた変化は当人が受け止めて生きていくしかない、という所まで作中できっちり言われてるんですよね。変化とは緩やかな破壊であり、破壊は創造と再生への重要なステップであり、破壊と創造は表裏一体である、という所までモンゾーラでもう言っちゃってる。
教団の『ビルダーは敵、創造は悪』っていう主張、どう聞いても苦しいと思ってたんですよね〜。だって前作からずっと、主人公であるビルダーはものを壊し続けてますもん。すまんこれ使うから全部もらってくわっつって更地にするやつだったもん。お前が破壊神だよ。
そうして概ね楽しく順調に農園を作ってきたモンゾーラ編ですが、終盤になるとその様相が一変します。爆発して周辺を腐らせる『ババンゴの実』が毎日拠点に出現するようになり、主人公は作物を守るために実を駆除しつつ、根本的な解決を図って行動する事になります。ここからはスピード勝負。
どっちにしろ駆除する時に爆発して周囲を壊すのは一緒なんですよね! 対処すれば被害範囲が減るってだけ。それだけでも対処する価値はありますが、ババンゴの実は正しく処理すると作物の種に変化するので、序盤から中盤にかけてわくやつ(爆発までの時間が長い)は「よっしゃ!」だったりします。今回、ミッション達成にタネが1個だけ足りないって状況でわいた時はまさにそうでした。
根本的な対処としては、大規模建設になります。本作では拠点での大規模建設は、ほとんど住民がやってくれます。設計図を置いて、近くに収納ボックスを置いて、素材を入れておくと、勝手に組み立ててくれるのです。設計図って前作もあったっけ? でもこの自動組み立ては絶対ありませんでした。大規模建設はとにかくつらかった記憶しかないので、もう初代には戻れません……。
住民がやってくれる事で、プレイヤーの楽しみが奪われたとは感じませんでした。設計図を置く広さがない所は主人公が手作りするしかありませんし。あくまでモニュメント的な大規模建築は住民の力を借りられるってだけです。モニュメントともなると流石に手積みでは無理な作業量です。多分、これが手積みだったら私はクリア出来ていません。確実に途中で酔ってブッ倒れてる。
酔いやすさがこのゲームの数少ない、そして最大の欠点なんですよねぇ〜……ただ、画面的と言うよりも構造的な酔いやすさと言うか、『楽しいので長時間遊んでしまう』『位置確認のため画面をよく見なければならないし、カメラを回す事も多い』『私が非常に酔いやすい体質』というのが相まっての事で、3つのうち2つは私が原因なので、本作が特別酔いやすいって事ではないと思います。2/3私の問題。
気持ち悪くなるまで遊ぶのはやめましょうね、いい年齢なんだから……それでも楽しくてついつい遊んじゃうんだよぉ。中断の目安としては、新しいミッションが発生した時とか、拠点でイベント戦闘が発生した時とか。特に戦闘待機中は住民が全ての行動を中止してしまうので、一旦休憩を取るにはいいタイミングです。
今回はほとんどレベル上げをしていません。島ごとにレベルキャップがあるのですが、モンゾーラは10だったかな? 初回プレイ時はせっせと戦ってレベル上げをしたものですが、別にそこまでしなくても大丈夫でした。シドーが戦ってくれるし、レスポンス向上で敵の攻撃を避けやすくなったし。前作では被弾が減らせないのでレベルでHP上げるしかなかったから……。
主人公がレベルアップしても上がるのはHPとスタミナ(ダッシュに必要)だけで、他のパラメータは全て装備品依存です。装備品のレシピはレベルアップで思いつくので、全く無関係という訳でもないのですが。拠点襲撃やイベント戦闘だけでも結構レベルアップするので、頑張ってまでレベルを上げる必要性はないかも。
そしてついにモンゾーラ島を腐らせていた元凶を排除し、モニュメントを完成させてモンゾーラ編はクリア。モンゾーラで出会った仲間を連れてからっぽ島へ戻ります。ここも、ついてくる人もいれば残る人もいるってあたりが私は好きですね。仲間だからと言って必ずしも常に一緒にいる訳じゃないってのが。それぞれ大事にするものがあって、その時は別れたりもするけど、いつでも会えるしずっと仲間だよっていうのが。
あとまあ、全部壊して持ってくのはやめてね、持ってく物資は別口で用意してるからってちゃんと釘刺される所も。やっぱり主人公が破壊神扱いじゃないですか。壊す手間が省けるなら助かりますけど。あのね、壊したくて壊してるんじゃないのよ。必要だから壊してるのよ。
からっぽ島に帰ってくると、しばらくは島の開拓を続ける事になります。前作にも自由にものを作れる島はありましたが、ストーリーとは完全に別軸だったのでさわらなくてもクリアできちゃったし、ストーリーに集中してるとさわる余裕がなくなったりしてちょっとストレスだったんですよね。
本作ではある意味、本来はフリーなはずの作業を『しなくてはいけない』状況になっているのですが、ミッションに追われる合間の息抜きになりますし、作り上げたものを眺める時間にもなっているのでストレスは感じないです。時間を取る単純作業は仲間たちが受け持ってくれますし、主人公はおいしい所だけやらせてもらえるんですよね。この辺りの調整は本当に上手いです。やった感はあるけどやらされてる感はない。
そしてモンゾーラから帰って来て最初にする事は、最初に作った部屋の解体です。だってドアとかベッドとかたき火って数が必要だし、最初の部屋はワープポイントから離れてるからまず来なくなるもん! 加えて、からっぽ島に作れる部屋には上限があります。だから使わない部屋を置いておく余裕はない。
このタイミングで『そざい島』が開放されます。素材採取用の島で、毎回自動生成されるので採取できる数は『無限』です。これでもう物資の残量に気を配る必要はなくなりました。そしていずれ7ページの倉庫を全て埋める事になるのです……どれだけ容量あっても埋め尽くす人間です……。
そざい島では動物を仲間にする事も出来ます。でも一部の動物は攻撃されるとお肉になってしまうので……復活しないので……確実に連れ帰りたいなら、捕獲に成功した時点で探索を切り上げるべきです。にわとりは儚い。チキンになってしまう。チキンが必要なレシピもありますけど……。
これは心を無にして言いますが、動物は条件を満たせばからっぽ島で繁殖させられます。そして肉になる動物はからっぽ島で攻撃を受ける事でも肉になります。野良モンスターの襲撃でお肉になってしまう事もありますし、主人公が攻撃して屠殺する事もできます。畜産ができます。
私、どうしても駄目。自分で屠殺できない。現実にはお肉も食べるし、畜産農家さんを尊敬してる。でも、本作では……収穫中に巻き添えで家畜を殺してしまった事があって……それがトラウマになってて……お肉が必要な時はモンスターを狩ってきます。自分を攻撃してくるやつなら殺せるから。
牧場と畑をなるべく離す、自分では収穫しない(住民に任せる)等で対策してます。
そざい島ではその島にある全種類のオブジェクト(地面等も含む)をチェックすると、特定の素材が使い放題になります。新しい島に行く時は素材を持ち込めませんが、この使い放題は有効なので、次の島での冒険を楽にするためにもきっちりコンプリートして行きたいです。初回プレイ時はこれを知らなくて苦労しました。
幸い、この時点でのコンプリートは難しくありません。終盤にもなると、そざい島全体で1桁ブロックしか存在しないとか、そもそも配置のないオブジェクトもあったりしますから。そういうのを探し出すアイテムもあるんで大丈夫です。
からっぽ島での最低限の生活基盤、畑、倉庫、寝室、キッチン、食堂、トイレ、風呂あたりを揃えたら次の島、オッカムルへと出発してもいい頃合いかと。私はここで絶対ににわとりを3羽以上確保しますが……たまご好きなんで。
たまごはにわとりが毎日1個産んでくれます。にわとりが夜を明かした場所に落ちているので、牧場でちゃんと寝床を作ってやらないとその辺にぽいっと産み捨てられています。それを知らなくて「何でこんな所にたまごが……?」ってなってました。あと、牧場にいさせるようにしないと、その辺のモンスターに襲われてお肉になっちゃってる事もあるんで……ぜひ、牧場を作ってあげてください。
この『1羽につき1日に1個しか採れない』という稀少性のため、にわとりを早めに確保するようにしています。2羽以上にすると繁殖もしますし。……にわとり全羽がたまご産むんですけど、繁殖するんですよね……なんでだろ……。
オッカムル島からは到着してもすぐからっぽ島に戻る事ができます。アイテムの持ち込みはできませんが、何か忘れ物があってもすぐやり直しに戻れます。まあ戻った事ないですけど。だってアイテムのやり取りができない以上、戻る意味もないですし。
改めて素材を集めていかないといけないので、まずは船を降りてすぐ目の前の土の山を解体します。オッカムル島は基本的に岩と砂で出来ていて、土はあんまりなかったりします。あと、この土の山の下にある石畳を使うと拠点の見栄えが良くなるので。石畳好き。
他にもタルを回収しておくとちょっと手間が省けます。そざい島をコンプリートできていれば木材やひもは使い放題になっているはずなのですが、初回はそれができてなくて本当に苦労しました。前の拠点で当たり前にいくらでも手に入った素材が新しい拠点ではなかなか見つからない、なんてクラフト系ゲームではよくある事です。
食材もそうです。とにかくまず食料の確保という点はモンゾーラと変わりません。オッカムル島の食料は主にサボテンとキノコです。粗食……なお畑は作れないので、食料調達は採取一本となります。畑にする道具作れないし、作った所で耕してくれる農民がいないから、食料生産できないんです。
え、じゃあ住民の食事はどうすんの……と思いますよね。これ、どうしたらいいんでしょう。私もいまだに全然わからなくて、ずーっとみんなを空腹にさせたままプレイしてるんですよ。だってプレイヤーが取ってくる分だけじゃ全員分には到底足りないし、そんな事したらプレイヤーが食べる分がなくなってしまう。
住民の食事って、ビルダーハートを増やしてくれるけど、言ってしまえばそれだけなので……別にみんな空腹でしょんぼりしてても、他の仕事をボイコットとかしないので、なきゃないでもいいもの、なのかな……?
一応、キノコキッチンを作ると焼きキノコを生産してくれるみたいなんですが。でも消費人口に対して生産人口が少なすぎて焼け石に水なんですよね。食料を運んで配膳する人も少ないですし。そのわりにプレイヤーが配膳しとくと食べ尽くすし飲み尽くすんですよねこいつら……。
そして唐突ですがもう3回目なので定番と言っていいでしょう、紹介させてください、屈強な体に一途な心、乙女の視線も独り占め、オッカムルで一番のナイスガイ、ゴルドンです! はい、またモンスターです。何も嘘は言ってない! ゴルドンはナイスガイだろ!
こちらのゴルドン、オッカムル島のストーリーとも密接に関わっています。登場時こそ全身が石のストーンマンですが、銅から鉄、銀、最終的に金のゴールドマンを目指す事がオッカムル島の復興に繋がります。地下世界での金属探索と、地上を鉱夫たちである『あらくれ』を癒やすレジャーランドとして開発する事がオッカムル島のメインシナリオです。
ゴルドンと並んで印象深いキャラクターが、酒場の看板娘ペロです。この子の変身ぶりは、ほんとすごい。個人的にはわりと清楚な黒髪好きなので初回はちょっと複雑でしたが、何周もするうちに内面は全然変わってないなぁと思い直しました。ペロはペロです。ずっと仲間想いのいい子です。
何がすごいって、この子、戦闘要員なんですよ。あらくれの中にもぷるぷる震えるだけで戦えないやつがいるのに。この子は襲撃があると突っ込んで行くんですよ。ちなみに全然強くないです。一部を除き人間キャラの性能はほぼ同じです。
拠点襲撃ですが、やはりモンゾーラ島に比べて難易度が高くなっています。モンスターの破壊力が高く施設を壊されやすいのに加え、地形で侵入を防ぐ事も難しくなっています。イベント襲撃なら壊されてもイベント後に修復してもらえるんですけど、通常襲撃だと壊れたものは壊れっぱなしです。
そのため侵入経路に近い場所には施設を作りたくないのですが、拠点扱いになる面積が狭いためそれも難しいです。結局、襲撃があったら街中を戦場にしないよう、なるべく速く対応するしかないですね。もう、部屋の壁が1個欠けただけで部屋判定が消えるので、襲撃後は壊れてないか丁寧に見回るしかない。壊れた時にアナウンスは入りますけど、戦闘中にそんなの見てられないです。
あと、オッカムル島だけはクリアした後もモンスターの襲撃が続きます。何故かはわかりません。仕様なのか不具合なのか……何も言及がないという事は仕様なんでしょうね。最初は「は!? もうハーゴン教団おらんやろ!?」ってなりましたけど。一応対策はありますが、オッカムル島クリア時点ではできないので後述で。
ストーリーが進めば拠点扱いの土地が広がっていくので、いっそ移築を計画に入れてしまうのもありです。拠点を高層化するっていう選択肢もあるけど、これはこれで面倒だし下層のカメラ位置が低くなって酔いやすくなるので、個人的にはやりたくないです……。
金属を求めて坑道を掘り進んでいくと、シリーズ未経験者の私でも名前だけは聞いた事のある『メタルスライム』が出てきます。出現率が低く、防御力が高く、すぐに逃げる、そして大量の経験値をくれるモンスターと言えばのメタルスライム。ドラクエやった事なくてもそれは知ってるくらいに有名なやつ。
初めて見た時は小さくて何だかよくわからなかったけど、しばらくして気付いて「ほんもの!」と叫んでしまいました。名前だけしか知らないやつの現物を見るってわくわくしますよね! もちろん倒せば大量の経験値をくれますし、レアアイテムも落とすので見つけたら狩るのみです。特にドロップアイテムはここで拾っておかないと後々苦労するので、絶対に1個は手に入れておきたい所。
下層をさらに進むと地下神殿に行き当たります。本作ではほぼ唯一のダンジョンと言ってもいいかも知れません。いつでもどこからでもワープで脱出できるため、ダンジョンと言っても普段の探索とあまり変わりませんが。多少の謎解き要素がある……そして地下の閉所なので、大変酔いやすいです……。
宝箱かと思ったらミミックだったり、宝箱のすぐ手前が崩れる足場になってたり、ダンジョンなんかないと油断してた所に思いっきり洗礼をくらいました。幸い、坑道を掘り進んだ副産物の土岩が大量にあるので、それで足元を固めながら移動すれば安全です。安全な道は作るものです。方向音痴なので、『無理やり直線道路を作る』は前作からやってました。
そしてさらにストーリーを進めると、坑道とは別の地下空間、溶岩の流れる洞窟に踏み込む事になります。ここがオッカムルで一番の難所。最深部での戦闘はゲーム全編を通しても最も厳しい部類の戦いになります。1,主人公とシドーのみ。2,シドーもあっさり戦闘不能になる敵火力。3,離れると敵HPもリセットされるため、シドーが倒されたら復活まで1人で逃げ回らないといけない。
本当、ギミック解けば勝てる大がかりなボス戦の方がまだ楽なんですよ! 装備品きっちり作って、くすりの葉で回復薬も多めに作っていった方がいいです。それでも不安ならレベル上げですね。Lv.17ではだいぶ厳しかったです。ドラゴンの火球一発でHP半分飛ぶ。
そこに辿り着くまで溶岩かき分けながら進まなきゃいけないのもですね……まあこれは土だの岩だので空中回廊作りながら進めばいいんで。ただし飛ぶ敵が寄って来て叩き落とされる事があるので、できれば3列以上の幅にする事をお勧めします。固定の大型敵もいますが、光線は土壁で防げるので回廊+壁で防ぎながら進みます。とにかく溶岩の上で戦うのは無謀です。
余談ですが、溶岩洞窟に進入するための縦穴はイベントが終わったらふさぐ事をおすすめします。拠点襲撃に来た敵が落っこちて、拠点に辿り着けないまま延々襲撃状態が続いてしまうので……時間切れになるか、落ちた先まで倒しに行かないと終わらない。大変鬱陶しいです。
溶岩洞窟をクリアしたら、残すはオッカムル編の最終ボスのみ。固定戦闘が思ったより少なく、あまりレベルが上がっていません。うーん、メタルスライムを追いかけ回す前提のバランスなのかしら。その辺でちまちま戦うより、メタスラ探す方がずっと効率よくレベルアップできるんですよね。ボス戦前にもう1つだけでもレベル上げてこようかな……。
Lv.18で鎧、Lv.19で盾の新しいレシピが開放されるので、戦闘が厳しいようであればレベル上げした方がいいかも知れません。ただしやるとしたら溶岩洞窟より前のタイミングで。オッカムル島の最終戦はゴルドンに騎乗しての戦いになるため、主人公のパラメータはあんまり関係ないです。本当に溶岩洞窟の方がきつかった!
モンゾーラでもそうでしたが、最終ボスはギミック戦になります。手順を踏めばほぼノーダメージで確実に倒せるやつ。味方の仕様(倒されても時間経過で復活)もあって、装備などをきちんと準備していれば苦戦する事はまずありません。
ギミック戦と言うより、イベント戦? スリルはないですけど、私はこういうのの方が好きですね。安定して勝てるなら何でもいいし、究極戦いたくないので味方が全部済ませてくれるならいっそそれでもいいです。流石にそこまでではないので、自分でもちゃんと手順踏みますけど。
ボスを倒せば、またモンゾーラの時と同じように、からっぽ島に行く仲間を募って出発です。